犬種によってかかりやすい病気は違う❓🐶知っておきたい犬種別の病気と予防法を解説‼️
犬と暮らしていると、「うちの子の犬種はどんな病気になりやすいのだろう?」と気になる飼い主様は多くいらっしゃいます。
実際に犬種によって骨格や体質、遺伝的な特徴が異なるため、かかりやすい病気にも違いがあり、病気の早期発見や予防につながります。
目次
犬種によって病気が違う理由
犬種によって病気が異なる理由は、長い歴史の中で目的に合わせた繁殖が行われてきたためです。
猟犬、牧羊犬、愛玩犬など、それぞれの役割に合わせて体格や顔つき、骨格が変化しました。
その結果、犬種特有の体の特徴が病気のリスクにつながる場合があります。
例えば、鼻の短い犬種は呼吸器の病気が多く、大型犬は関節疾患が多い傾向があります。
花咲く動物病院でも健康診断を行う際は、犬種ごとの特徴を考慮しながら診察しています。
小型犬の犬種で注意したい病気
日本で最も飼育されている犬種の多くは小型犬です。
トイ・プードルの犬種で多い病気
トイ・プードルは非常に人気が高い犬種です。
しかし次のような病気がよく見られます。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 外耳炎
- 歯周病
- 流涙症
- 気管虚脱
膝蓋骨脱臼は若齢から発症することがあります。
滑りやすい床を避け、適正体重を維持することが予防につながります。
チワワの犬種で多い病気
チワワは世界最小クラスの犬種です。
注意したい病気は以下の通りです。
- 僧帽弁閉鎖不全症
- 水頭症
- 膝蓋骨脱臼
- 気管虚脱
- 歯周病
特にシニア期になると心臓病が増えてきます。
定期的な聴診や心臓検査が重要です。
ポメラニアンの犬種で多い病気
ポメラニアンは活発で明るい性格ですが、気管虚脱が多い犬種です。
また、
- 膝蓋骨脱臼
- 脱毛症(アロペシアX)
- 歯周病
なども比較的よく見られます。
首輪よりハーネスを使用すると、気管への負担を減らすことができます。
中型犬の犬種で注意したい病気
中型犬は運動量が多いため、関節や靱帯の病気に注意が必要です。
柴犬の犬種で多い病気
柴犬は日本犬として人気があります。
よく見られる病気は
- アレルギー性皮膚炎
- 外耳炎
- 緑内障
- 白内障
- 膝蓋骨脱臼
です。
特に皮膚病は慢性化しやすいため、早めの治療が重要です。
花咲く動物病院でも柴犬の皮膚トラブルは非常に多く診察しています。
コーギーの犬種で多い病気
胴が長い犬種のため、
- 椎間板ヘルニア
- 肥満
- 股関節疾患
に注意が必要です。
ジャンプや階段の昇降を減らすことが予防になります。
大型犬の犬種で注意したい病気
大型犬は成長スピードが早く、骨や関節への負担が大きくなります。
ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバーの犬種で多い病気
- 股関節形成不全
- 肘関節形成不全
- 腫瘍
- 関節炎
などが多く見られます。
体重管理が関節への負担を軽減します。
鼻の短い犬種で注意したい病気
短頭種には特有の病気があります。
代表的な犬種は
- フレンチ・ブルドッグ
- パグ
- ボストン・テリア
です。
短頭種の犬種で多い病気
代表的な病気は
- 短頭種気道症候群
- 熱中症
- 角膜潰瘍
- 皮膚炎
です。
呼吸が苦しい犬では手術が必要になることもあります。
夏場はエアコン管理が欠かせません。
ダックスフンドの犬種で多い病気
ミニチュア・ダックスフンドは人気犬種ですが、椎間板ヘルニアの発症率が高い犬種です。
ソファーやベッドから飛び降りる生活を続けると発症リスクが高まります。
滑り止めマットを敷くだけでも予防効果があります。
体重管理も非常に重要です。
キャバリアの犬種で多い病気
キャバリアでは僧帽弁閉鎖不全症が非常に多く見られます。
早い犬では5~6歳頃から心雑音が聞こえることがあります。
咳が増えたり疲れやすくなったりした場合は早めの受診をおすすめします。
心臓病は定期検査によって早期発見できることが少なくありません。
犬種ごとに健康診断の内容も変わる
犬種によって重点的に確認したい項目は異なります。
例えば
| 犬種 | 特に確認したい内容 |
|---|---|
| トイ・プードル | 膝・耳・歯 |
| チワワ | 心臓・膝 |
| 柴犬 | 皮膚・目 |
| ダックスフンド | 背骨・神経 |
| ゴールデン | 股関節・腫瘍 |
| フレンチブルドッグ | 呼吸・皮膚 |
犬種に合わせた健康診断を受けることで病気を早く見つけられます。
犬種を理由に病気をあきらめる必要はありません
「犬種だから仕方ない」と考えてしまう飼い主様もいらっしゃいます。
しかし、多くの病気は早期発見によって進行を遅らせることができます。
実際に当院でも、健康診断で心臓病や腫瘍を早期発見し、元気に生活を続けている犬が数多くいます。
診察の現場では、「もっと早く気付けてよかった」という声をいただくことも少なくありません。
犬種を知ることは病気を怖がるためではなく、健康寿命を延ばすための第一歩です。
犬種ごとの病気を予防するためにできること
犬種ごとの病気を予防するためには、日常生活の積み重ねが大切です。
犬種に合った体重管理を行う
肥満はほぼすべての犬種で病気のリスクを高めます。
適正体重を維持すると関節病や糖尿病、心臓病の予防につながります。
犬種に合った運動を行う
運動量は犬種によって異なります。
ボーダー・コリーとチワワでは必要な運動量が大きく違います。
愛犬に合った運動時間を獣医師へ相談しましょう。
犬種に合った食事を選ぶ
年齢だけではなく犬種もフード選びのポイントになります。
関節サポート成分が配合されたフードやサプリメントなどが適している犬種もあります。
犬種に合わせて健康診断を受ける
健康診断は年1回が基本です。
7歳以上では半年に1回がおすすめです。
心臓病が多い犬種では心エコー検査、関節疾患が多い犬種ではレントゲン検査を組み合わせることもあります。
犬種についてよくある質問
雑種犬は病気になりにくいですか?
純血種より遺伝病のリスクが低い場合があります。
しかし、皮膚病や腫瘍、心臓病などは雑種犬でも発症します。
健康診断は犬種に関係なく重要です。
子犬でも犬種特有の病気は発症しますか?
膝蓋骨脱臼や先天性心疾患などは子犬でも見つかることがあります。
子犬健診を受けることで早期発見につながります。
犬種によって保険の利用は変わりますか?
保険会社によって条件は異なります。
加入前に補償内容を確認しましょう。
まとめ|犬種を知ることは愛犬を守る第一歩
犬種にはそれぞれ個性があります。
個性には、かかりやすい病気という特徴も含まれています。
犬種の特徴を知ることで、日頃の生活や健康診断の内容を工夫でき、病気の早期発見・早期治療につながります。
花咲く動物病院では、犬種ごとの体質や年齢、生活環境を考慮した診療を行っています。
「犬種ごとの病気が心配」「健康診断を受けるタイミングが分からない」「愛犬に合った予防方法を知りたい」という飼い主様は、お気軽に花咲く動物病院までご相談ください。
愛犬が健康で長く幸せに暮らせるよう、スタッフ一同全力でサポートいたします。



