犬・猫の診療

このような症状がみられたら、
眼科の病気の可能性があります。
犬の結膜炎は、目の白目部分(結膜)の炎症です。細菌感染やアレルギーなどによって発症します。症状は、目の充血、涙や目やにの増加、かゆみや掻きむしり、まぶたの腫れなどです。
治療は原因に応じて行い、細菌感染では抗生物質や消炎剤の点眼薬を使用します。
眼の中の圧力(眼圧)が異常に高くなり、強い痛みや失明を引き起こす病気です。遺伝的な要因や他の病気が原因となる場合があります。
当院では、複数の点眼薬を組み合わせて眼圧をコントロールし、痛みや失明を防ぐ治療を行います。緑内障の発症直後は、緊急処置によって視覚を守れる可能性があるため、必要に応じて早急に対応します。
眼の水晶体が白く濁ることで視力が低下する病気です。加齢に伴うものや糖尿病などが原因で起こります。進行すると失明につながることもあります。
当院では、点眼薬や内科的治療で進行を遅らせるサポートを行い、外科的処置が望ましい場合は専門施設と連携し治療を行います。
猫はヘルペスウイルスやカリシウイルスによって角膜炎や結膜炎を起こすことがあります。鼻炎を併発することも多く、くしゃみや鼻水を伴う「ウイルス性鼻気管炎」として発症する場合もあります。
治療は抗ウイルス薬の点眼や内服を行い、再発のリスクがあるため長期的な管理が必要です。

眼圧測定、スリットランプ検査、フルオレセイン検査、眼内エコー検査、眼底検査など、一次診療に必要な眼科検査をしっかり行える機器をそろえています。

眼はとても精密な器官です。香芝市の花咲く動物病院では、白内障手術など高い専門性が必要と判断されるケースでは、専門医療機関と連携し、適切な治療へとつなげています。