その他動物の診療

このような症状が見られたら、
まずは香芝市の花咲く動物病院へ
ぜひご相談ください。
ウサギの永久歯の数は28本あり、絶えず伸び続ける常生歯です。
不適切な食事や遺伝的要因で歯の不正咬合や歯の過長が発生します。トゲや斧の刃のように鋭く伸びる事も多いため、口の中に傷ができたり化膿したりすることもあります。
どんな症状が出るの?
よだれが多くなる・歯ぎしりをよくする・急に好きな食餌を食べなくなる・涙が多いなど、食べない状態が続くと肝リピドーシス(脂肪肝)になります。
どんな治療をするの?
切歯の不正咬合は通常無麻酔でも可能で、歯科用エンジンや切歯カッターで切断します。臼歯は奥深い所にあるため通常は全身麻酔下で行います。
食欲不振が続いていた場合は歯科処置とともに胃腸の調子を上げるための治療が必要な場合も多いです。
胃腸うっ滞、胃腸停止、胃腸機能低下症とも言います。特に、このように胃腸の機能が悪くなった結果として胃に毛のかたまりが存在するようなものを毛球症と呼ぶ事もあります。
炭水化物が多く繊維質が少ない食餌、環境や病気によるストレス、飲水不足などが原因としてあげられます。
どんな症状が出るの?
急に元気や食欲がなくなる、便が小さくなり数も減るもしくは全く出なくなる。胃が膨らんで硬くなったり、ガスが溜まったりしてお腹がパンパンに張ってしまうこともあります。
悪化すると脱水が進みショック状態となり亡くなってしまう事もあります。
どんな治療をするの?
点滴を十分に行って脱水症状を改善します。
その後胃腸の機能を改善する薬を使用したり、流動食を強制給餌したりして栄養補給をします
良性腫瘍:基底脂肪腫、脂肪腫、皮脂腺種など
悪性腫瘍:子宮腺癌、乳腺癌、扁平上皮癌、繊維肉腫、骨肉腫など
子宮腺癌は2歳以上の雌ウサギに多く見られます。5歳をすぎると80%以上にみられるとの報告もあります。
どんな症状が出るの?
子宮腺癌の場合、初期は全く無症状の事が多いです。尿に血が混じったりする事もありますが、別件で来院時の診察や検査で見つかる事も多いです。進行するとお腹が張ったり、食欲不振、元気消失などが見られます。
どんな治療をするの?
子宮腺癌の場合、早期に子宮・卵巣を摘出することが推奨されます。癌になっていても早期であれば根治が可能ことが多いです。
予防はできる?
子宮腺癌の場合、最良の予防法は早期(1歳令まで)の避妊手術です。

うさぎはとても繊細な動物で、環境や扱い方によって大きなストレスを感じやすい特徴があります。当院では、その子の性格や普段の様子をしっかりと見極め、できる限り安心して診察を受けてもらえるように工夫しています。

小さな体のうさぎにとって、検査や治療による負担は大きなリスクになります。
当院では、最新の検査機器を用いて体の状態を正確に把握しつつ、必要最小限の処置で治療を行うよう心がけています。うさぎの体にできるだけ負担をかけないことを第一に考えています。

香芝市の花咲く動物病院では、年間を通じて多くのうさぎの診療を行っております。一般診療だけでなく、外科手術が必要な場合にも対応しており、経験豊富な獣医師が安全性を重視した外科治療を行います。これにより、幅広い症状や疾患に対応できる体制を整えています。