高齢猫ちゃんに多い腎不全についてご紹介します。
最近、飲水量が増えたなぁ。。。尿の色が薄く回数も増えてきた。。。痩せてきた、よく吐くし毛艶が悪い。。。といったことはないでしょうか?もしかするとそれは慢性腎不全のサインかもしれません。
慢性腎不全とは、腎臓の機能が時間をかけてゆっくり低下していく病気です。
加齢に伴い腎機能が低下するケースが多く、7歳以上の猫ちゃんによく見られる病気です。
血液検査で発覚した時点で腎臓の3/4が悪くなっていると言われています。
腎臓には様々な役割がありますが、中でも血液中の老廃物を濾過し、尿を作るという大切な役目を担っています。
それができなくなると体の中に毒素が溜まって様々な障害を引き起こします。
一度機能を失った腎臓は再生することができないため、腎臓病を早期発見し、残りの機能を維持することが重要になってきます。
今はまだ元気な猫ちゃんの健康管理のためにも早めから腎臓病食を取り入れてみるのもひとつです。
猫ちゃんは食事にこだわりがある子が多く、腎臓病になった時に療法食を与えてもすぐには食べてくれないことが多いです。
ですので元気な時から普段のお食事に混ぜて慣れさせておくことをおすすめします。
最近は色々なメーカーさんから腎臓病の療法食が出されていて、嗜好性にも力を入れています!
当院でも数種類のサンプルを在庫しております。もし腎臓病が気になる方は一度猫ちゃんと一緒に来ていただいて、獣医師にご相談ください。