こんにちは、花咲く動物病院です。
愛犬家のみなさんは、どういった条件でフードを選ばれていますか?
元気に長生きしてもらうため、毛並みや皮膚の問題、涙焼け、胃腸のため、排泄物のニオイ対策、肥満解消などなど…
いろいろな目的や悩みに応じて選んでいただいていることと思います。
フードのパッケージ裏にある原材料欄をご覧になったことはあるでしょうか?👀
これは、含有量が多い順に記載する決まりになっていて、トップに記載されているものが「主原料」となります。
市販のフードの裏を見て、穀類がトップに記載されていれば、それは穀類を主原料として作られているフードだと判断することができます。
ワンちゃんは本来肉食動物なので、穀類はあまり必要ではなく、消化も苦手なばかりか、「小麦」や「とうもろこし」や「大豆」は犬にとってアレルギーの原因になりやすいと言われています。
また、こういった穀類が主原料のフードは、食いつきをよくするために、お肉のフレーバーとして油脂を吹き付けてコーティング仕上げをしていたり(フードをさわると手に油脂成分が付くのでお分かりになると思います)、香料を使っているものも。
新鮮で良質なお肉が主原料で添加物が少ないフードは、多少価格が高めのものが多いのですが、「プレミアムフード」と呼ばれて多くの愛犬家から選ばれています。
今日は、当院で取り扱っているプレミアムフードをご紹介いたします🎵
BilJac(ビルジャック)
・ライフステージや、ワンちゃんの体の大きさとその特徴に合わせて配合されているため、ラインナップが豊富です。
・新鮮な鶏肉が主原料❗️(「リデュースファット(肥満犬・老犬用)」、「シニア(老犬用)」を除く)
・天然のオメガ酸が豊富に含まれているため、健康な皮膚と美しい毛並みを実現します。
・大型犬用は、関節の問題を起こしやすい大型犬のために、グルコサミンとコンドロイチン硫酸を配合✨
・嗜好性を高めるための油脂成分や香料無添加。
フードの形状はこんな感じ。
見るからにサラサラしていますよね。
表面に油のコーティングをしていないからなんです。触った手もサラサラしています。
・特許技術を用いた低温低圧調理により、熱によって必須アミノ酸が壊されず、美味しいフードに仕上がっています
BLACKWOOD(ブラックウッド)
・添加物、保存料、着色料一切不使用
・原材料は全て米国産、ヒューマングレード(人間用の食品としての基準を満たした原材料)
・低温調理法
大半のフードは高温で一気に調理されますが、このフードは低温調理法なので、ビタミン・ミネラル・リンを始めとする体に必要な栄養素が損なわれません。
・ 低炭水化物
良質の新鮮なお肉が主原料なので、低炭水化物です。また、シリーズによっては(PUPPY、LOW FAT、5000)、とうもろこし・小麦・大豆は一切不使用!
・低油分
ワンちゃんが大好きなお肉が主原料であるため、「嗜好・嗅覚刺激のための油脂添加」の必要がないため低油分でサラサラとしたフード。肥満を気にするワンちゃんにもおすすめです。
・高たんぱく質
筋肉や骨格の発達維持に重要なたんぱく質を豊富に含みます。
・ 亜鉛の配合
唇・舌・鼻先・目・色柄の色素成分の効果によりはっきりしてくると言われていて、皮膚や被毛のトラブルにも効果的です。
・ 5000はなまずが主原料!
なまずは最高レベルのアレルギー対策タンパク源ですので、食物アレルギーの子におすすめです。
また、涙やけ対策にも効果的で、消化吸収にも優れているのでシニア期のわんちゃんにも安心です。
ブラックウッドジャパンの国産トリーツは種類も充実していますが、
特に咲がお気に入りなのはこれ↓
とにかく美味しいみたいで、咲まっしぐら!です笑 😋
このような形で、手で簡単に小さく割れるので、トレーニング時のご褒美として大変使いやすいです。
数に限りはありますが、試食用にいくつかご用意しています。
ぜひ受付までお声掛けください❗️
両手の甲に乗せて、マテの練習。
じ〜〜〜〜👀
じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜👀
(このあとちゃんとヨシ👍しました😅)
次に紹介するフードは、正直なところ、割高感は否めません😢
ですが、現在販売されているどのドッグフードとも一線を画するフードなので、ご紹介いたします。
K9ナチュラル
こちらが一般的なドライフードと異なるのは一目瞭然…
ちょっと不思議な形状をしています。
というのもこちら…
安全で新鮮なニュージーランド産のお肉を使用した、100%生食フリーズドライフードなんです!✨🍴🍖
非加熱加工、つまり生のお肉をフリーズドライ加工してあり、基本的には、水かぬるま湯で戻して与えることが推奨されています。
K9ナチュラルのドッグフードの85%以上は、家畜の肉類(生肉、粉砕骨、血、少量の内臓)です。
え! 血?! 内臓?!Σ👀
とびっくりされる方もいらっしゃるかと思いますが、肉食動物にとって血や骨や内臓は重要な栄養源。
人間の食用としてスーパーで並んでいるおなじみの「お肉」は筋肉部分のみで、本来肉食動物である犬は、これだけでは必要な栄養を摂ることができません。
野生の肉食獣は、筋肉部分だけでなく、血、骨、心臓、レバー、腎臓、グリーントライプ(草食動物の第4胃。未消化の草などが含まれる)から必要不可欠な栄養素を総合的に摂取しているんです。
また、これらの肉類は、成長ホルモン剤、抗生物質、サプリメントなどは一切使わず、ニュージーランドの大地で放牧されて育った家畜だけを使用。
病死や衰弱した家畜、廃棄部分(ヒヅメ、尻尾、鼻など)も一切使用していません。
裏面、原材料欄にご注目👀 ❗️
この、もっとも「自然に近い食事」の健康面への効果は言わずもがな…
だと思いますが、個人的に、なにより特筆すべきなのはその食いつきの良さ✨だと思います。
生肉なので、人間の私がこのフードのにおいを嗅いでもおいしそうじゃないんですけど…😅
ワンちゃんにとっては大変食欲を刺激する匂いのようです😋
ただし、はじめにも書きましたが、一般的なドライフードに比べると、かなり割高感は否めません😢
もちろんメインの食餌として使っていただければ、ワンちゃんにとっては最高に幸せなことだと思いますが…
食欲が落ちてしまった子に与えたり、ご褒美としてトッピングに使用したり、スペシャルなごちそうとして時々与えるというのも良い使い方かと思います。
ちなみにぬるま湯で戻すとこのような感じ(ブラックウッドのドライフードにトッピングしてみました)
また、常温保存、長期保管可(2年)、軽く持ち運びしやすいというフリーズドライ製法の性質により、
災害用の備蓄フードとしても、かなり優れていると思います❗️
穀物不使用、お肉100パーセントのおやつもありますよ😋
今日ご紹介したこれらのフード、すべて当院で取り扱っています。
在庫状況によりお取り寄せに数日かかることもございますが、
気になる!という方は、ぜひ受付までお声掛けください☺️
(ドッグフードの話をしているのに、お腹が空いてきてしまった受付スタッフ)